2008'06.22 (Sun)
レナードの朝
![]() | レナードの朝 (ハヤカワ文庫NF) (2000/04) オリヴァー サックス 商品詳細を見る |
嗜眠性脳炎後遺症患者20人の症例報告。
新薬L-DOPAの効果と、副作用による試練。。。
人生について、病気について、病気との共存について、絆や愛について、本質的なことについて等、色々なことを深く考えさせられました。
これは症例報告だけれど、でも、サックス博士の眼差しはとても温かい。
博士は病気や障害にではなく、人間と向き合う。本当に大切なことは何かを、ちゃんと知ってる。
私はサックス博士が大好きです。人として、尊敬します。
サックス博士の、「かつて私は、一度地獄に落ちた人は二度とそこから戻ってこないものと考えていた。だが、患者からそうでないことを教わったのである。地獄から戻ってきた人々は、その経験を永遠に内に留めている。彼らは底なしの深さを知り、忘れることは決してないのだ。それでもその経験によって彼らは深みを増しただけでなく、最後には子供のように無垢で陽気になった。それを理解するには、私たち自身が深みに下りていかなければならない。脳炎後遺症の深みが無理だとしても、自分自身の内にある深みの中に。」という言葉が印象的でした。
想像を絶するほどの苦しみの中にいて、自分自身であり続けるというのは、本当にすごいこと。。。
私も、人生を肯定し続ける勇気とユーモアを持ちたい。そう思いました。
付録7「《レナードの朝》の演劇と映画」の、ロバート・デ・ニーロさんやロビン・ウィリアムズさんの役作りのお話等も、とても興味深かったです♪
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